• vivi
  • with
  • voce
  • frau
  • mi-mollet
  • 会員登録・特典

美ィキペディア
“美容通”としてのスキルを磨くため、より深く勉強したいと願う読者に捧げる、 美容を全方位に追求した“VOCE的ビューティ用語事典”がi-VoCEにも登場!i-VoCEユーザーの声をただいま大募集中。ふるって参加を!
2008年12月
他の項目を見る

ハイライト部分をヒントに検定に挑戦しよう!正解はページの最後をご覧ください。
美容液
定義
美容液とは、(化粧品の表示の事項を定めている公正競争規約で分類すると)皮膚用化粧品のうちのひとつ。とはいえ、公的に美容液とはなにかを明確に定義するものは存在しない。極端な話、発売元が美容液と称したものが美容液なのだ。カネボウ化粧品なら“有効成分を与えて、肌の調子を整えるもの”、コーセーは“保湿機能とともにクリームや乳液のようなエモリエント効果を持つもの”、ポーラは“化粧水と乳液の間に使うもの”など、独自の定義を設けている会社も多い。*A4
美容液のタイプは、有効成分が配合された“与える”タイプがもっとも多く、外的刺激から守る“プロテクト”、角質や汚れを取り除く“拭き取り”、“パック”“ブースター”など、種々さまざまにある。*A2
歴史
美容液の転換期といえるのは、1970年代後半から1980年代前半にかけて。各化粧品会社が飛躍的に開発技術を発展させた時期だ。この頃に化粧品会社は皮膚の研究を深化させ、肌が必要としている新成分の探求に着手。次々と新成分を開発していった。さらに目ざましい技術革新により、従来の化粧水、クリーム、乳液に分類されない新しいテクスチャーを生み出すことにも成功。「化粧水や乳液と差別化するために、『美容液』という名前をつけ、特別感を演出したようです。当時、オイルではないのに、しっかり保湿できる美容液の登場は、超センセーショナルでしたね」と美容エディターの近藤須雅子さん。従来の化粧品にはない確実な効果が感じられる美容液は空前の大ブームとなり、多くの化粧品会社から発売され、あっという間にスキンケアの定番アイテムとなった。
キーワード「第1号」
1955年 ランコム オセアン 美容液●藻類と微量元素に富むピュアな海水がベースの成分を配合。

1962年 カネボウ化粧品 レーヌ ナリシングオイル●アボカドやスクワランオイルが肌ダメージを改善し、ビタミンAとEがハリのある肌に導く。

1975年 コーセー アルファード R・Cリキッドプレシャス●植物性混合脂肪酸 グリセリンという皮脂に近い成分を配合。ハリやツヤ、透明感を取り戻すように働きかけるマッサージ美容液。
1955年に発売されたランコムのスキンケア「オセアン」シリーズ(日本未入荷)の発売当時のポスター。

1981年 資生堂 フレッシュア マイルドエッセンス●肌に潤いを与え、肌あれを防ぎ、小ジワを目立たなく整える。紫外線ダメージによるシミ・ソバカスのケアに使用。

1982年 花王ソフィーナ モイスチュアエッセンス●キャベツから抽出した保湿成分、PSL配合。
1983年 ポーラ ペルボナ エッセンス〈医薬部外品〉●当時、「新時代の保湿成分」と話題を呼んだヒアルロン酸を配合。たった一滴で肌に潤いをたっぷり与えるという新感覚が人気を集めた。

1983年 エスティ ローダー アドバンス ナイト リペア●寝ている間に肌の自然回復力を高め、肌状態を立て直して、エイジングサインを改善する“修復”という新たなカテゴリーを提案。世界中の雑誌で、ベストコスメ大賞を総なめ状態に。*A1

1983年 ヘレナ ルビンスタイン エグジステンス コンセントレイト●主成分には肌の活性化に働きかける“リコプリコ プロライン”配合。

1986年 ディオール カプチュール●コラーゲンなど活性成分をマイクロカプセルで包み、必要な箇所まで運ぶという画期的な技術が話題に。
※今回、取材を行った化粧品会社のみを掲載。
第3回美ィキ検定の正解はこちら
 
名品年表
1979年 コーセー モイスチュアエッセンス●「スキンケアは何種類も使うのが主流だった当時、一本でOKという手軽さが忙しく働く女性のニーズと合い、大ブレイク。*A6一般的に美容液が知られるきっかけになった製品だと思います」と近藤さん。

1985年 資生堂 BX デー、同 ナイト●当時、とても高価だったヒアルロン酸などの成分をバイオ技術によって生産可能にした。さらに新乳化技術によって使用感や安定性が飛躍的に向上。フランスの雑誌の名誉ある賞を獲得するなど、世界中から注目された。*A5
1975年発売、コーセーの「アルファード R・Cリキッドプレシャス」
1990年 資生堂 ホワイテス エッセンス●8年の研究の末に開発した美白新成分アルブチンを配合。シミ・ソバカスを防ぐ効果が高く評価され、ひと月で45万個を売ったメガヒット作。

1996年 ヘレナ ルビンスタイン フォースC.● ピュアビタミンCのパウダーを使う直前に液体と混ぜる2層構造などユニークさがウケ、発売当日には、デパートカウンターに長蛇の列ができた。

1998年 ポーラ ルミエラ ホワイティシモ ホワイトショット●10年の歳月と10億円を費やし開発された美白成分ルシノールを配合。発売から10年たった今も1分に1本のペースで売れている。

2000年 エスティ ローダー イデアリスト●肌をいたわりながら角質を除去する新成分が配合され、「つけてすぐくすみが取れる!」と大ヒット。

2002年 ソニアリキエル イドラプルミエール●化粧水前に使う美容液という目新しさや、次に重ねる化粧水の浸透を高める効果などが話題を呼んだ。ブースター美容液ブームの火付け役である。

2005年 資生堂HAKU メラノフォーカス●多くの美容雑誌のベストコスメ大賞に君臨。2年後の2007年には、新成分4MSKをプラスした2代目が登場し、年間で最も流行ったものとして、経済誌をにぎわせるほどの驚異的マンモスヒットに。*A3

2006年 カネボウ化粧品 ブランシール ホワイトニングコンクルージョン●13年かけて開発された新美白成分マグノリグナンを配合。チロシナーゼの成熟阻害によりメラニン生成を抑制するという業界初のメカニズムと確かな手応えで、発売から1年たらずで売り上げが100万個を突破した。
More
関連項目
化粧水、乳液、ヒアルロン酸
※次回のテーマは「口紅」です。
上から時計回りに、革新的な科学技術で衝撃を与えた名品。資生堂 BX デー、同 ナイト、ディオール カプチュール、エスティ ローダー アドバンス ナイト リペア

あなたにおすすめの記事一覧

他コンテンツカテゴリの人気記事一覧

JOSEISHI.NET人気の記事一覧

編集部おすすめコンテンツ

PAGETOP