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たかが「足の痛み」と侮るなかれ。足&靴の悩みQ&A

2011年11月30日

講談社が運営する美と健康のための会員制サービス「ヘルス&ビューティー・レビュー(HBR)」より、美になる情報&ネタを、お届け!

HBR会員アンケートから足と靴に関するリアルな悩みをピックアップ。クリニックに足と靴の専門外来を設けている、お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック 院長 銅冶英雄先生に丁寧に答えていただきました。

Q.外反母趾を改善する方法はありますか?(K.Cさん 32歳)

A.まずは横アーチを支えて、開張足を矯正すること
「外反母趾は、足の横アーチが崩れて幅広の開張足になるために靴で母趾が外側に押されて変形するのが原因です。そこで、横アーチをインソールで支えて幅広足を矯正する必要があります。そのようにして靴の中で足の幅を小さくすると、母趾が靴に当たりにくくなり、外反母趾変形の悪化を防ぐことができます。外反母趾の角度を矯正するには、一般的には手術が必要と言われていますが、長年インソールを使って開張足を矯正していくと、少しずつ外反母趾の角度が改善していくこともあります。外反母趾を矯正するサポーターやテーピングなどもありますが、単純に外反母趾の角度だけを矯正してもほとんど効果がなく、むしろ痛みや違和感でつけられないことが多いようです」


Q.足が幅広です。幅広に合う歩きやすい靴がなかなかありません(hanaさん 37歳)

A.開帳足は、大きめの靴を履いても改善しません
「いわゆる開帳足(幅広)の方がやってしまいがちなのは、幅の広い大きめの靴を買ってしまうことです。開帳足は足の横アーチの崩れが原因ですので、幅の広い大きめの靴を履くと足が靴に当たらないので履いた感じは楽なのですが、ますます足の幅が広がってしまうことにもなってしまいます。靴のサイズは適切なものにし、インソールで足の横カーブを支えて、それ以上足幅が広がらないように開張足を矯正することが大切です」


Q.左右の足のサイズが微妙に異なるので、困っています。どちらの足を基準にして靴を購入すればいいのですか?(M.Fさん 44歳)

A.足のアーチの左右差がサイズの違いになることがほとんどで、アーチを矯正する必要があります
「靴屋さんに行くと左右の足のサイズが異なると言われる方は、わりといらっしゃいます。
しかしこれは足の大きさの問題ではなく、左右の足のアーチのアンバランスが原因になることがほとんどです。
縦のアーチが低くなれば足の長さが長く見えますし、横のアーチが低くなれば足の幅が広く見えます。
この場合、アーチが崩れたまま足を計測すると左右のサイズが違ってしまうことになるのですが、靴の中にインソールを入れて足のアーチを支えて、足を適切な状態に矯正することが必要です」


Q.足に痺れがあるのですが、どうしたらよいですか?(A.Aさん 50歳)

A.足の趾ゆびの痺れであればモートン病を疑ってみる必要がありますが、腰からくる足の痺れもあります
「モートン病は足の趾にしびれや痛みを感じる病気で、第3趾と第4趾にまたがって痛みが出ることが多いようです。これは足の横アーチが崩れて幅広の開張足になるために、歩くときの蹴り出しで前足部(足の前方)に圧力がかかることが原因。そして慢性的に炎症をおこし、足趾の神経が圧迫され、腫れてしまうのです。モートン病の治療には横アーチを支える形状のインソールを入れて前足部の圧力を逃がすことが必要です。また痺れが足の趾以外にもある場合は、腰からくる坐骨神経痛の可能性もありますので、整形外科医に相談することをおすすめします」


Q.私は、ハイヒールよりもスニーカーのほうが足の疲れがひどいのです。これはどうしてですか?(F.Kさん 50歳)

A.アキレス腱が縮んで足首が硬くなっている状態です
「図を見てもらうとわかりますが、ハイヒールの場合、足首が伸びているため、アキレス腱は縮んだ状態になっています(イラスト左)。それに対してスニーカーの場合は、足首が90度に曲がっているためアキレス腱が伸びています(イラスト中)。ハイヒールのほうがラク、という方は、普段ハイヒールを履くことが多くアキレス腱を伸ばすことが少ないために、アキレス腱から膝裏にかけての下腿三頭筋が縮んで足首が硬くなっている状態になっています。下腿三頭筋が縮んでいる状態でスニーカーを履くと、歩くたびに下腿三頭筋が無理に伸ばされ、かえって疲れてしまうことがあります。これはスニーカーが悪いのではなくアキレス腱が硬いことが原因で、足のためにはこの状態を続けるのは好ましくありません。アキレス腱を伸ばすストレッチ運動をすると(イラスト右)、スニーカーに限らず、ローヒールの靴も快適に履けるようになり、足の疲れを根本的に軽減することができます」


Q.職場で履く靴が決まっていますが、形が合わず悩んでいます。解決策はありますか?

A.インソールを入れ直せば、改善できるかもしれません
「インソールが取り外せる靴なら、足に合ったインソールを入れることをおすすめします。市販のインソールで改善しない場合、足底の形状は人それぞれなので、足型をとって作るオーダーメイドのインソールを作ることをおすすめします。当院では、足の病名がつけばインソールには保険がききます。費用はインソールの仕様にもよりますが、3割負担で1万5000円くらいです。インソールが取り外せない靴では、対応が難しくなります。以前、美容関係の職場で指定の靴が合わないとのことで来院された方がいらっしゃいました。そのパンプスには深さの余裕がなかったのでインソールを入れることができず、ストラップもNGであったので、職場に診断書を提出して、何とか目立たないようにストラップをつけさせてもらって対応しました」


Q.足にトラブルがある人用のオーダーの靴って可愛くないと思うのですが……(N.Tさん  41 歳)

A.最近はデザインや形にも選択肢があります
「外反母趾用の靴は、基本的に母趾に無理な負担をかけないようにしますので、足先が幅広で格好悪いデザインと言われるかもしれません。私から見ると極端に足先を細くした靴のほうが、無理があって不自然なデザインだと思ってしまうのですが、世の中の美意識には靴の本来の機能と相反する部分があるのは事実です。そうは言っても靴は履かなければ治療になりませんので、なるべくその方の希望にそうようにして、デザインを決めるようにしています。最近は、ヒール、サンダル、スニーカー、ブーツなどデザインや形も豊富です。パンプスをオーダーメイドで作ることもあり、足の病名があれば健康保険で作ることができます。デザインによりますが、来作るのに7万~9万円相当の靴が、健康保険の3割負担の方であれば2万~3万円程度で作ることができます。靴のファッション性を大事にする方も、自分に合う靴を1足持っていると、安心感があると思います。服装やTPOに合わせて、オーダーの靴と他の靴を併用するといいのではないでしょうか」


Q.足によい靴と流行は両立しないのでしょうか?(M.Iさん 44歳)

A.流行の靴の中にも足によい靴があります
「ウエッジソール(図1)は、ヒール底の面積が大きく、土踏まずの部分も支えられますので、通常のハイヒールよりは安定します。またハイヒールの前側が厚底になった靴(図2)も、船底型の靴底が前側についているという構造なので、一般的なハイヒールよりつま先の蹴り出しをしやすくなるため、足の趾に問題がある方には楽かもしれません。しかし、高さが出る分不安定にはなります。またブーティ(図3)は、甲の部分を覆っているため安定感があり、多少ヒールの高さがあっても歩きやすいと思います。さらに言えば、ブーティ+ウエッジソールの靴(図4)は、甲部分を覆い、さらに靴底に安定感もあるので、流行の靴の中ではベターな形だと思います。またコンフォートシューズと呼ばれる靴底がフラットな靴は、足に問題がない方であれば素足に近い感覚で歩きやすいのですが、足に痛みがあったりタコができていたりする方の場合は、コンクリートの上を裸足で歩いているような状態になり足底に負担がかかるので、あまりおすすめできません」

Q.足のかかとや裏側全体が硬く、ザラザラしています。お手入れをしたり、クリームやオイルを塗っても改善しないのですが、他に何か方法はありますか?(K.Iさん 45歳)

A.角質が硬くなる部分は、その場所に負担がかかっている証拠。お手入れよりもまずは靴を見直してください。
「タコ・ウオノメができる原因は、その場所に無理な負担がかかっているので、皮膚を保護しようと角質が厚くなるからです。みなさんが悩んでいる、かかとや足裏の角質も同様で、皮膚を守るための正常な反応と言えます。靴やインソールで無理な圧力が足にかからないようにすると、驚くほど足裏がツルツルになりますよ。なぜなら不均衡に足にかかる圧力を足底全体に分散することで無理な負担がかからなくなり、皮膚を保護する角質が厚くなる必要がなくなるからです。私も昔は足裏が固かったのですが、足に合ったインソールを使用するうちに、キレイになりました(笑)。対症療法ではなく、根本原因の解決のほうが近道です」


Q.靴が合わないのが、悩みなのですが、足と靴の外来って、そんなに気軽な悩みで行ってもよいのですか?(Y.Mさん 39歳)

A.足に痛みがある方は、一度受診してみてください
「足と靴の外来は、そんなに敷居の高い外来ではありません(笑)。足に痛みのある方は、一度気軽に受診してみてはいかがでしょうか。また足と靴のトラブルを解決することで、膝の痛み、腰痛や脊椎の痛みが解消する方も多くいらっしゃいます。足と靴の外来では、まず痛みや足の状態の問診を行い、次いで足底のタコやウオノメの有無のを観察します。また足の関節の動きを計測し、立った状態での足の形や歩いたときの足の動きを観察します。必要であればレントゲンやMRIなど検査を行い、痛みの原因を特定し、靴や中敷きの処方をしています。また当院では、歩き方の指導や自宅でできるエクササイズなどの指導も行っています」


■取材協力ドクター・プロフィール
銅冶英雄(どうや・ひでお)先生
お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック 院長
医学博士。日本医科大学卒業後、千葉大学附属病院などで臨床研修。'01年に米国エクストラデプスユニバーシティに留学、米国公認足装具士取得。'10年に足と靴の専門外来や、マッケンジー法、栄養療法を用いたリハビリテーション科などを併設したクリニックを開院。『自分で治せる!腰痛改善マニュアル』など著書多数。

■取材・文
天野より子
引用:HBR会員誌2011年10月号「大人のための美人学」 p36-38

※「HBR」とは
講談社 ヘルス&ビューティー・レビュー(HBR)
講談社が運営する美と健康のための会員制サービス。美しく生きることに前向きな人々に、月刊の会員誌と少人数制の講座、そして役立つ情報満載のウェブサイトで、本当に価値のある情報や方法をお伝えしています。 

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