• vivi
  • with
  • voce
  • frau
  • mi-mollet
  • 会員登録・特典

Beauty News ビューティニュース

RSS

UVケアで合成量が減少「ビタミンD」--効果は免疫力の活発化・花粉症にも効果が

2011年10月03日

講談社が運営する美と健康のための会員制サービス「ヘルス&ビューティー・レビュー(HBR)」より、美になる情報&ネタを、お届け!

免疫力アップ、がん、アレルギー性鼻炎、慢性じんましん……。
ビタミンDは、骨の形成に関わるだけじゃない!


ビタミンDといえば?
骨の形成に関わる成分。紫外線を浴びると体内で合成されるが、UVケアが常識になるにつれて合成量が減少し、昨年の日本抗加齢医学会では「ビタミンD欠乏による、くる病が増えている」という報告もあった。また今年の同総会では、「ビタミンDと免疫」という、新鮮かつ意表をつくテーマ のセミナーが。栄養素によって細胞の働きを向上させる『栄養療法』を広めている、新宿溝口クリニック院長の溝口徹先生が登壇。開始早々から「ビタミンDには細胞増殖抑制、細胞分化抑制、免疫応答制御の作用があります。むしろステロイドホルモンと捉えるべきと提案したい」 と、ひとつの結論が語られた。その後の取材内容も交えてご紹介しよう。 

 「ビタミンDの働きは遺伝子を介さないもので、カルシウム吸収の調整を行って骨を作ることがメインと考えられていましたが、免疫とも関係していると、昔から指摘されていました。最新の研究では、遺伝子を介したGenomicな働きがあり、むしろそれがメインの働きだとわかってきました。免疫系を賦活(ふかつ)させるので、あらゆる感染症を抑制します。細胞増殖抑制作用は多くのがんに対して有効だという報告もあります」(溝口先生)

日本ではあまり聞こえてこない情報ですが、と尋ねると、「2007年以降、代替療法を扱う国際学会では盛んに論じられていて、海外では確立されている情報です。日本ではほとんど知られていないようなのが残念ですね。われわれ医師は医学の教科書で“ビタミンDは皮膚、肝臓、腎臓で活性化する”と習っていますが、実はほとんどの細胞で活性化することもわかっています」

では、ビタミンDが不足すると、くる病だけではない様々な症状が出ることに?
「そうですね。細胞分化が低下し、免疫がうまく働かなくなりますから。粘膜や皮膚に影響するので、花粉症や感染につながります。風邪をひきやすくなったり。特定の症状というより、いろいろなところに影響します」

 

効果を得るためには、どの程度の摂取が必要?
「望ましい血中濃度は右上の表にある通りで、海外の基準値と日本の基準値には大きな差があり、海外で用いられている基準値を当てはめると日本人のほとんどはビタミンD欠乏ということになります。世界的な基準値が日本とはかけ離れていたので、本当だろうか?と、臨床研究を始めたんです。患者さんに協力していただきましたが、適応は血液検査をしてビタミンDの数値が低かった人。トラブル症状を抱えている人、アレルギーの人など。結果、症状が消えるのは40~70ng/mlの範囲でした。また、血中濃度が30ng/mlを超えるとインフルエンザの罹患率が低下しました。花粉症にも効果がありましたよ」

ビタミンDのサプリなら、なんでも効果が得られるのだろうか?
「ビタミンDはコレステロールから作られる生体化合物で、現在、医薬品のビタミンDは過剰投与を厳しくチェックすることが必要になっています。活性が強い形なので子供に与えると副作用が出るし、大人も過剰に摂るとよくありません。薬ではなく、サプリメントのビタミンDで、“25‐(OH)VD3”という成分表示があるものを用いるのがいいでしょう。プレカーサ(前駆体)なので必要なところで活性化し、副作用を避けられます。摂取量ですが、国の2010 年の“摂取基準”を当てはめると“メガ”となる量の投与で効果が得られます。クリニックでは血中濃度や症状の変化をチェックしながら調整しますが、個人でサプリを摂るなら、1日1000~2000IUくらいの範囲の量が安心でしょう。原材料が信頼できる、医療用のサプリを選ぶことが大切です。副作用を防ぎ効果を得るためにはクリニックで血中濃度を測ることが望ましいですね」

働きは多岐にわたり、必要量を摂ることで様々な症状が改善し、がんの罹患率も下がる。ビタミンDは“ビタミン”というよりも“ホルモン”と理解して取り扱うことを溝口先生は提案している。今後の臨床報告や研究報告が見逃せない分野と言える。


ビタミンDがもたらす作用

1.小腸、骨に作用し血中Ca 濃度を維持
2.小腸粘膜上皮細胞へ作用し、細胞の成熟を促進する
 ビタミンD欠乏では、小腸粘膜の繊毛の長さが正常なものの70%程度(ラット実験1990Sudaら)
3.免疫系の賦活
4.細胞増殖阻害作用
 多くのがんへ有効であるという報告


【HBR会員誌2011年8月号「今まで知られていなかった、ビタミンDの素晴らしい可能性より】

■取材協力ドクタープロフィール
溝口 徹(みぞぐち・とおる)先生

新宿溝口クリニック院長
福島県立医科大学卒業。国立循環器病 センターなどを経て、1996 年、痛みや内科系疾患を扱う辻堂クリニックを開設。2003 年、日本初の栄養療法専門の新 宿溝口クリニックを開設。様々な疾患 の治療を行い、医師や一般に向けたセミナーも続けている。著書『「うつ」は 食べ物が原因だった!』『「脳の栄養 不足」が老化を早める!』(青春出版 社)など多数。最新刊は「がんになった ら肉を食べなさい」(PHP研究所)


■取材・文/海野 由利子
引用:HBR会員誌2011年8月号 p18-19 


 

※「HBR」とは
講談社 ヘルス&ビューティー・レビュー(HBR)
講談社が運営する美と健康のための会員制サービス。美しく生きることに前向きな人々に、月刊の会員誌と少人数制の講座、そして役立つ情報満載のウェブサイトで、本当に価値のある情報や方法をお伝えしています。

↓↓ まずは無料の会員誌ダイジェスト版を! ↓ お申し込みはコチラから
http://www.hbrweb.jp/campaign/201104/201104_sample/

あなたにおすすめの記事一覧

他コンテンツカテゴリの人気記事一覧

JOSEISHI.NET人気の記事一覧

編集部おすすめコンテンツ

PAGETOP

VOCE6月号

最新号
VoCE

6月号
4月23日発売

【総力特集】

  • 綾瀬はるか、Pure nature
  • フルーツカラーで効かせEYE
  • 見た目天然系美女がやってる10のこと


次号予告

7月号 5月23日発売

  • 色っぽBODYの作り方♥
    小顔とくびれがあれば最強!

FOLLOW

注目記事PICKUP!

    記事がありません。

便利ツール

  • VOCE的ビューティ用語辞典 美ィキペディア
  • VOCE厳選サロン検索 Best Salon Navi